パイロン制作解説

CADを教えている生徒用に作成した問題1
レベルは、操作は一通りFusion360の解説本を2~3冊流してやっている程度
そんなレベルの人に、クライアントからの指示通りの制作物が出来るように、簡単な問題を作った物をツイッターで公開したので、その解説をここで説明します。

問題1 パイロン

今回の問題は、パイロンの円錐部分のRと、指定の高さをちゃんと作れるかどうか?

図面の円錐部分と同じ数値の三角を作り、トップを指定のR15を作るとどうしても600mmより小さくなってしまう。
やってしまった人はいると思うが、半径15mm分伸ばせば良いんじゃない?とかやってみる。

三角の高さを630mmにしてフィレットをかけてみる。
だがしかし、正確な高さは単純には出せない。

座標600のところから円を半径15mmで描いてから底辺までの辺を描くという強引な技はあるが、トップR15の角度を何度にするのか、色々考えなければならない事がある。

では、どのようにして、高さ600mmに合わせることが出来るのか?
実はそれほど難しくはなく、拘束を利用すると簡単に作ることが出来ます。

最初に行った、この結果を使って作業してみます。
このフィレットをかけたスケッチには、下の4箇所の拘束が出来ています。

まず、高さを指定しているライン(破線)を削除します。

削除したら、新規中心線ラインを頂点部分から底辺の中点まで作成し、その中心線ラインのスケッチ寸法を表示させます。

最後に底辺部分を中心線で破断させます
破断させることで、中心線と底辺に対し一致の拘束を作成します。

*この一致の拘束を発生しないと、中心線の長さを指定しても、底辺が同期しません。

これで、準備が整いましたので、中心線をのスケッチ寸法をダブルクリックして、600mmを入力すると、フィレットのかかった頂点から底辺までが600mmのスケッチが完成します。

あとは、回転させて立体化します。(面、辺どちらでも可能です)
下記は、面を回転させています。

次に、下の土台を作ります。
土台は難しくないので、普通に作っていきます。
三角錐の底面は原点にあるので、原点の基準面に500☓500のスケッチを描き、押し出しコマンドで30mm押し出して立体化し、一緒に結合させます。

次に指定Rの辺(土台の4辺と上面の辺、土台と三角錐の接続部分の3箇所)をフィレットで指定数値のRをつけていきます。

最後に内部をシェルで5mm厚でくり抜いて完成となります。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です